嵯峨沢温泉 嵯峨沢館の旅〜料理編〜

散歩&旅行

嵯峨沢館の夕食は専用の個室でいただきます

夕食は部屋食ではなく、別にダイニングスペースがあり、その中の個室でいただきます。写真撮り忘れましたが、ここはここでしっかりとした個室でTVもあります。朝食も同じお部屋なので、もう一つの自分のお部屋のような感じです。
そして本日のメニューはこちら。

嵯峨沢館の夕食はお味も見た目も大満足

席に着いたらお部屋と同じ仲居さんが給仕をしてくださいます。ビールは昼から飲んでいるので、最初から日本酒にしました。おススメされた静岡の日本酒、初亀にしました。
そしてお料理。右の貝殻の上が箸付、りんごの酸味がそれぞれの食材を活かしていました。
左が八寸。焼き芋のムースですが、言われなければわからないくらいの焼き芋の風味とだしとクリームが絶妙なバランスで、雑な例えでスミマセン、ウニのムースみたいな味がします。
すべての料理が和食のような、フレンチのような、どっちでも良いけどめっちゃ美味しい!と最初からノックアウトされました。

次が吸物。中華料理のおこげみたいなお米が香ばしく、やさしいお吸い物です。

そして海の幸。刺身の一切れ一切れが厚みがあって大きかったです。マグロは大トロでしょうか。口の中でとろけました。生わさびはおろした状態で提供されました。お昼のよりさらに立派なわさびでした。

焜炉(こんろ)。提供された素材に圧倒されて写真を撮り忘れてしまいましたが、ホタテと海老はもう1つづつあります。じゃかいものインカのめざめ、おいしかった〜。

海老ホタテだけではありません。お肉もやわらかかった〜。表面だけサッと焼いてこちらもわさび醤油でいただきました。

焼肴は寒鰤味噌柚庵焼き。仲居さんの説明で、ガラスの蓋を開けて、蓋の内側を鼻に近づけると、寒鰤と柚子のふわっとした風味がし、お腹が膨れてきたところでしたが食欲が復活しました。

蓋を開けるとこんな感じ。寒鰤の下で見えませんが、聖護院大根の柚子風味のだしをたっぷり含んだ煮付けがあります。寒鰤は脂が乗っていますが、さっぱりした聖護院大根とで両方の美味しさが引き立っています。手間の黄色は松笠慈姑(くわい)です。紅葉人参やイチョウやもみじの葉っぱの飾付けで季節感を感じさせる心遣いがうれしいです。

こちらは焚合わせ。見た通りの上品な味付け。それぞれの食材が塩分は控えめな出汁をたっぷり含んでいます。私の大好きな蓮根はお腹いっぱいなのに唸るほど美味しかったです。一番上の紅葉は今度は人参ではなく、紅葉麩です。

炊込みご飯と赤だし。仲居さんがちょっと天然の方で、何の炊込みかよくわからなかったのですが、鶏肉が入っていました。お新香もとてもおいしかったです。

最後は別腹のデザート。左は一番下が杏仁豆腐でその上にイチゴ、柿、シャインマスカットがのっています。シャーベットもですが、アップルパイ美味しかったな。もう食べられないはずなのに、ペロリでした。
食事後の事後の貸切風呂の時間を気にしつつだったのが残念ですが2時間たっぷりかけていただきました。

嵯峨沢館の朝食は品数が豊富。

そして朝食。前日と同じ個室です。以前は洋食と和食を選べたようですが、今回は和食のみでした。写真は私一人分の朝食です。白い飲み物はドリンクヨーグルトです。手前の日の丸みたいなお椀はおかゆです。前日食べ過ぎな胃袋にやさしいおかゆが美味しく沁みました。これとは別にお櫃に白米も用意されていました。
魚は鮎の一夜干し。鮎は好きではないのですが、適度に脂が乗っていて川魚の臭みもなく美味しかったです。椎茸も肉厚で食感も香りも食べ応えがありました。感動的に美味しかったのは左手前の湯豆腐。豆乳スープの上にお豆腐があり、和風あんがかかっています。この豆腐と豆乳と和風あんが口の中でまざると、ほっこりした優しい味がして、豆乳スープまで飲み干してしまいました。

そして朝食にも別腹のデザートをしっかりといただきました。たくさん種類があってうれしいですね。クレームブリュレとケーキもおいしかったです。手抜きしないでこういうものまでちゃんと美味しいのがすごいな、と思いました。

料理のパフォーマンスを考えると嵯峨沢館はコスパが高い宿!

これだけのクオリティのお料理を東京で食べたらいったいおいくらするのでしょう。。。お風呂はもちろん、夜のお料理、そして豪華な朝食まで考えると、めったに来れない高嶺の花の旅館と思っていましたが、もしかして嵯峨沢館は安いのかも。なんて、思ってしまいました。
とにもかくにも、食事の間中幸せな時間でした。1年に1度ここに来れるなら、普段仕事も頑張れるし、質素倹約に努力して、近いうちにまた来よう、と思いました。

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